marco’s interviews. 足のお悩み Q&A
この度、小さい足を持つ方中のでも、働く女性のお悩みを受けて開発を進めた「ヘルシーパンプス」がデビュー。
ヘルシーパンプスは「足と歩行の診療所」の院長で医師の吉原先生に知見をいただきながら開発を進めました。
吉原先生は日々足のお悩みと寄り添っている足のプロフェッショナル。
そんな吉原先生に今回は私たちが日々悩んでいる足のトラブルに関して、FOREMOS marco の LIVE STAFF であり、日頃からパンプスを履く機会が多い misaki & ruka の2人がインタビュー。
目次
外反母趾の方のパンプス選び
まず初めにお伺いしたのが「外反母趾」について。
靴のお悩みの中でも最も悩んでいる方が多い症状ではないでしょうか。
そこで、外反母趾の方はどのようにパンプスを選んだら良いのかについて質問をしました。

Q : 外反母趾の方がパンプスを選ぶとき気を付けるポイントはありますか?
A : まずは、親指に負担のかからないトゥタイプのものを選ぶのが良いでしょう。
先が尖っているポインテッドトゥのものは親指が内側に入ってしまうので、外反母趾を起点に擦れてしまい、外反母趾を悪化させてしまうことにもなります。
そしてヒールの高さですが、高くても3~4㎝までのもので、傾斜が急ではないものを選んでください。
5㎝以上のヒールを履くと、どうしても靴の中で足が前滑りしやすいので、つま先部分に負担がかかりすぎてしまいます。

外反母趾の方に限らず、ヒールの高い靴を履くことはリスクを伴うという事を知っておいていただきたいです。
丸々1日中ヒールの高い靴を履いて過ごすのは足にとってはリスクがとても高くなります。
どうしてもヒールがある靴を履かなくてはいけない、もしくは履きたい時は、例えば移動中はスニーカーなどを履いてもらって、できるだけ足にかかる負担を軽減し、ヒールが高い靴が必要な場面になったら履き替える。などしていただいた方が本当は良いんです。
とはいえ、靴を何足も用意するのはなかなか難しいですよね。
そういう方は足のケアもしておくといいです。
靴だけでカバーするのではなく、トータルでケアしていただくといいですよ。

CAさんなどどうしてもヒールを長時間履く方にお勧めしているのは、市販のジェルパッドを体重の乗ってほしい3点(母指球、小指球、踵)に敷くという方法です。
この方法を行うと、足への負担が軽減されやすいです。
ヒールのあるパンプスと浮腫みの原因について
ヒールのあるパンプスを履くと必ず足が浮腫む…というお悩みを抱えている方も多いと思います。
そこで次にお伺いしたのがヒールパンプスと浮腫の因果関係について。
理由がわかるとパンプスの選び方も変わるかも?

Q : 長時間ヒールを履いていると足が浮腫んでしまうのはなぜですか?
A : この疑問を解くには足の浮腫みの原理をある程度分かっておく必要があるかと思います。
体を巡っている血液ですが、心臓というモーターから全身に血がいきわたるようになっています。
血液が循環する際、足元にいった血液は、ふくらはぎの筋肉が動くことで血管を縮めたり、広げたり、ポンプの役割をしてくれる事で心臓に血が戻っていくんです。
ふくらはぎが「第2の心臓」と言われるのはこのことが由縁となっています。
ふくらはぎがぐっと動くことで、筋肉の収縮を利用して血液を心臓に戻してくれるんです。
ヒールを履くと、踵は浮いた状態でつま先歩きをしている状態になります。
そうするとふくらはぎは動きにくくなり、ポンプがうまく動かなくなってしまい、結果として血流が詰まってしまいます。
座りっぱなしもそうですよね。重力に逆らっているので、なかなか上に血液が上がらないうえに、ふくらはぎが動かないから浮腫んでしまいます。
仕事でどうしてもヒールを履かなければいけなかったり、座り仕事が多いという方にお勧めしたいのが「着圧ストッキング」です。朝から1日履いて欲しいですね。
冷え性が酷い方は圧力の弱めな着圧ストッキングを2枚履いていただくのもお勧めです。
靴のデザインや頭形状が足に与える影響
可愛いデザインやカットライン、トレンドのトゥ形状でパンプスを選んでいませんか?
おしゃれなデザインでも足に良いのか、という視点でご質問をしてみました。
Q :パンプスのカットラインの違いで足に与える影響はありますか?

A : カットラインによっても足に与える影響は変わってきます。
例えばスリッパのようなすっぽりと甲を覆うデザイン。
足は楽に感じると思いますが、意外とつま先部分にゆとりがあり過ぎてしまいます。
これが原因で起こりやすいのが「浮指」。足指が地面に接していない状態のことですね。
小さい足の方はどうしても大きいサイズのものを履くことが多いと思いますが、大きすぎるサイズのもので長時間歩くのは足に良くないです。
逆に浅すぎるカットラインも良くないです。
甲のラインが大きく開いている方が綺麗に見えるとは思いますが、支える部分があまりないので、足が疲れやすくなってしまいます。
Q :トウ先の形(ラウンド・ポインテッド・スクエア)の違いでも足に与える影響はありますか?
A :これも影響はあります。
例えばスクエアトゥ。
一見広いトゥ先で足が楽そう、と思われますが、つま先のデッドスペースが多くなります。
デッドスペースが多くなると足が靴の中で遊んでしまいます。
足が遊んでしまうとどこかの指がふんばるように耐えなければならなくなり、結果として痛みが出てしまうこともあります。
外反母趾の話でも出ましたが、先が尖っているポインテッドトゥのものは親指が内側に入ってしまうので、これも足が痛くなりやすい。
トゥ形状の中で一番良いのは「ラウンドトゥ」ですね。
足と歩行の診療所の吉原先生に足のことについてお伺いしました

今回『足と歩行の診療所』、院長の吉原先生に足についてのお悩みについてインタビューさせていただきました。
吉原先生に監修いただいた新商品「ヘルシーパンプス」は3/8(水)発売開始予定。
靴だけでなく、「足のこと」から見たご意見をいただき、新しい履き心地を実感いただけるパンプスが完成しました。
HEALTHY PUMPS
吉原先生プロフィール

“歩けない”をなくしたい
をコンセプトに、日本では数少ない足の病気と歩行の障害を専門に治療する「足専門のクリニック」の院長として、常に多くの方の足と寄り添いながら治療を行っている。
足と歩行の診療所 URL
https://www.footwalk.clinic
ヘルシーパンプスが気になる方は是非一度ご試着ください。
FOREMOS marco では初回の注文に関する返品・交換を送料無料で行なっております。
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