marco’s interviews #4.郡司流「小柄ファッションのススメ」
marco’s interviews 第四弾。
FOREMOSと関わりのある方や気になっている小足さんに普段のお悩みや
靴選びのポイントなどを聞いていくこちらのインタビュー企画。
第四弾はファッションデザイナーの郡司杏さんです!
ファッションデザイナーってどんなお仕事?

ファッションデザイナーの郡司さん。
まずは普段されているお仕事内容に関してお伺いしました!
Q.普段のお仕事内容をお伺いしても宜しいでしょうか?
A.アパレルのデザイナーをしています。
デザインや生地の事を考えたり、工場や生地屋さんと打ち合わせをしたり。
最近は自分のブランドを立ち上げる為に日々頑張ってます!
縫製工場さんにお願いをしに行ったり、パタンナーさんとデザインのお話をしたりって感じです。
Q.どんな想いからご自身のブランドを立ち上げようと思ったのですか?
A.以前、PULETTEというブランドのお洋服をデザインしていたのですが、
ブランド自体が休止になってしまって…
自分も好きだったし、悲しい気持ちでした。
ブランドを好きでいてくれるお客さまからのお声も沢山いただいて、
自分自身もお洋服が好きで、着たいものを作りたいし、
それを着たいと言ってくれる方もいらっしゃるので、ブランドを立ち上げたい!という思いがありました。
Q.立ち上げ予定のブランドについてお聞きしたいです!

A.女性って日々年齢と共にファッションやライフスタイルが変わると思うのですが、
変化するものと、しないもの、中間のところを大事にしたい。
両方取りたいと思う欲張りなのが女性だと思うんです。
そんな女性の為の身近なブランドを作りたいと思っています。
ファッションは人のモチベーションを上げるものの一つだと思っていて、
ファッションをライフスタイルとして捉えるというより
ファッションをファッションとして楽しむ丁度良いブランドを目指したいんです。
物づくりにはこだわり、作り手の想いがきちんと込もったもの。
だけど手の届くアイテムを届けたいと思っています。
Q.デザイナーさんって素敵な職業だと思うんですけど、どんな事を普段意識されているんですか?
A.デザイナーって一見すごく華やかに見えると思うんですけど、
実際は地味なデスクワークがとても多く、長期にわたって目標を達成する仕事なんです。
一人で黙々と考える時間が多くて根気が要ります。笑
だからこそ、私は作り手さんと一緒に作るデザイナーになりたいと思っています。
やっぱりチームワークが大切で、
工場、生地屋さん、カメラマンさん、アートディレクターさん…という作り手側と、
購入してくれるお客様。全て含めてチームなんです。
全ての人がチーム一丸となって取り組む事で持続できる…
というのがサスティナブルなんじゃないかと思います。
サスティナブルって聞くと漠然と大きなテーマで捉えてる方が多いと思うんですけど、
持続する事でお金や幸せが生み出されるので、それが続く事がサスティナブルなんじゃないかなぁと!
そういうところを考えながら仕事をしています。
郡司さんが感じる足や靴に対しての日頃のお悩み

毎回お聞きしているお靴に対してのお悩みを郡司さんにもお聞きしました!
Q.自身の足に関しての日頃のお悩みはありますか?
A.とにかくなんでも大変です!笑
ヒールを履くのが特に大変ですね…
なんでも脱げてしまうし、スリッポンとか幅が広いものはもう脱げちゃうので履けないです…
マルコさんの靴を履いてみて踵が合うってこういう事なんだなぁって思いました…!
Q.靴を購入する際に一番重視するポイントは何ですか?
A.デザイン!次にサイズですね。
サイズがぴったり合ったとしても可愛くないものは履きたくないし、
少しくらい大きいなぁってくらいだったら全然履いちゃいます!
Q.コーディネートする際の靴選びのポイントはありますか?
A.背が小さいので、バランスはすごく考えていますね。
変に野暮ったくならないように気をつけていて、
靴って形によってはぼてっとしてるものもあると思うんですけど、
そういうのを履くと足が変に大きく見えちゃってキャラクター感が出ちゃう。
足が大きく見えないように気をつけています。
フォアモスマルコの新商品コーデ

12月の新商品のサーモバレエパンプス、そしてビットローファー。
この2デザインを履いていただき、コーデも組んでいただきました♪
Q.黒のエナメルバレエに合わせていただいたコーデのポイントを教えてください。

A.エナメルの靴がポイントになるようにシックだけどカッコよくまとめてみました!
エナメルの素材感が十分エレガントで、バレエのデザインで可愛いので、
洋服はマニッシュかつシャープになるように、カッコよさでバランスを取る事を意識しています。
なので、アクセサリーはゴツめなものを選んで、色はシルバーでシャープに。
色は黒でまとめてしまうとつまらないのであえてグリーンでまとめています。

イヤリングもグリーンの石。といったようにグリーンで遊びを入れてみました!

あとは合わせる靴下をもこもこ素材の物を選んでいるところです。
季節感を出しつつ、エナメル素材とのコントラストが柔らかくなるので可愛いと思います。
合わせていただいたアイテムはこちら
Q.続いて、ビットローファーのダークブラウンに合わせていただいたコーデのポイントを教えてください。

A.こちらはブラウンのワントーンコーデにしてみました!
ブラウンシューズをワントーンコーデで合わせると、今っぽくまとまると思います。

靴下までブラウンにするのがポイントで、
全体で見たときに素材感が色々なものがあるとワントーンコーデが賑やかになって映えると思います!

ドットの柄を入れたり、ベロアジャケットで光沢と季節感を出して、靴はスエード素材。
同じ色なんですけど素材感で華やぎを出すのがワントーンならではの楽しみ方かなぁと思います。
合わせていただいたアイテムはこちら
小柄さんコーデのポイントについて
マルコの新商品とのコーディネートについて色々と教えていただいている内に、
郡司さんのスタイリングはお洒落なだけでなく、
小柄さんが小柄に見えない工夫が沢山詰まっていることが分かりました!
…という事で郡司さん流の小柄さんが意識すると良いポイントを聞いてみました♪
Q.普段意識している小柄さんに見えないコーデのポイントを教えてください!
A.小柄さんは目線を上に上にーとよく言いますが、
やりすぎると窮屈というか、あんまり意識する必要は無いと思っています。
ファッションは足し算、引き算なので足し引きのバランスを意識するといいかな、と。

小柄さんは逆に長いコートをストンときちゃったほうがバランスが良く見えたり。
ワンピース、ロングコートは小柄さんが着るとほんとのロングになりますし、
重いのがトレンドでもあるのでバランス的にも今一番合わせやすいと思います!
でも一番は「自分のバランスを知る事」が大切で、
お洋服をインしたり、腰の位置を上にあげたり、自分の体に合ったバランスに調節すると良いと思います。
着られてますって感じは一番カッコ悪いので、
自分の腰の位置を知ってちゃんと腰にパンツを乗せると背が気にならないです!
あとはパンツの丈は一番仕方がないので、カットして裾上げしちゃいますね。
Q.アクセサリーのポイントもあったりしますか?

A.アクセサリーも足し引きのバランスを大切にしています。
ネックレスを華奢にしたらイヤリングを大きく。手元に重点を置いたら胸元を華奢に…
といったように手元、胸元、耳の三箇所のバランスを考えています。
大きめなアクセサリーをつけるとそちらに目線が行って背が気にならなくなりますよ!
あと、今回バッグはお気に入りのものなんですけど…

ポイントは長さです!長いままだとバランスが悪いので紐を結んで自分でちょうど良いバランスを作っています。

先程のコートを着た時は肩掛けした時に丁度腰辺りに来るように持ってきているんですけど、
下目に持つのもアクセサリー感が出るので良いですよ!
デザイナーの郡司さんにインタビューをさせていただきました♪
デザイナーさんの視点から小柄ファッションのポイントをお伺いしました!
郡司さん流のコーデポイントを沢山聞くことができて凄く勉強になりました!
まだまだコーデのポイントを聞いてみたい…
という事で、なんと、12/19(土)のインスタグラム LIVEにて、
小柄さん向けの特別コーデ解説をしていただくことになりました!
是非遊びにきてくださいね♪
フォアモスマルコ のinstagramは こちら からcheck!

郡司杏さん
ファッションデザイナー
1983年生まれ。杉野服飾大学卒業。
2011年から2018年の活動休止までPULETTEのデザイナーを務める。
現在はフリーランスのファッションデザイナーとして活動をしながら、
自身の新ブランド立ち上げに向けて奮闘中。
Instagram:@gunjian
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