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パンプスって何?分かると更に愛着が湧く!本当のパンプスの定義とは。

女性の足元を彩る定番アイテムである「パンプス」

皆様は、パンプスって実際のところどんなものを指すのかって知っていますか??
実は、細かい定義を知らずに女性が履く靴全てをパンプスと呼んでいる方が意外と多いんです!

今回は、今更聞きにくい、パンプスの定義についてお話ししようと思います!

スニーカーとパンプスの違いはわかるけど、今までパンプスと呼んでたこの靴ってパンプスじゃ無いの?!という驚きが生まれるかも?
そして、この記事を読み終える頃には「パンプスとはこれ!」というのがしっかりと分かっちゃいますよ♪
検索の時にも役立ちますし、今履いてるお靴にさらに愛着を持つためにも、是非、パンプスとは何なのか…を考えてみましょう!

そもそもパンプスとは何なのか?

まず初めにパンプスの定義付けのお話。
一般的な定義の話をしますと、パンプスとは、足の甲の部分(履き口)が広く開いていて、足を滑らせるように入れて履く婦人靴の事を言います。

パンプスの中にも頭形状やデザインで名称が細分化されますが、基本的にはつま先も踵も塞がっているものが「パンプス」に当てはまります。
ですが、一般的な靴屋さんの中では頭か踵、どちらかが塞がっていればパンプスの括りにしてしまうところが多いようです!

バックスリングパンプス

アイテム名で言うと、踵がベルトになったバックスリングパンプスや、つま先が空いたオープントゥパンプスがこちらに当てはまります。
特にバックスリングパンプスはサンダル括りと思っていた方も多いのでは無いでしょうか?
サンダルかパンプスかを見極めるには、つま先と踵の空き具合に注目してみましょう♪

パンプスはどこから来たの?語源は?歴史は?

ラウンドプレーンパンプス

パンプスとは何なのかを知るために、知っておくと面白いのがパンプスの歴史。

元々、おしゃれ目的で履かれていた訳ではなかったんです!

パンプスの原型は、中世ヨーロッパで登場。当時の人々はお手洗いで用を足すのではなく、建物から投げ捨てたり、植え込みでするのが当たり前。
中世ヨーロッパと言うとふわっとしたボリュームのあるドレスを思い浮かべる方が多いかと思いますが、これは用を足す時に隠すため。
そんな裾の長いドレスで汚い道を歩いたら、ずりずりと引きずってしまってすぐに裾が汚れてしまいますよね。

そこで、注目されたのが厚底靴やハイヒールのパンプス。
歩きやすさの違いから、ハイヒールパンプスの方がより浸透していった様です。
そして、この後にフランスのルイ14世が気に入った事でファッションとして変わって行きます。

ちなみにパンプスの名前の由来は「ポンプ」
馬車を操る御者用は履き口が広く開いたデザインの靴を履いていたのですが、
御者が馬車を操る際にブレーキのペダルを何度も踏む様子が「手押しポンプ」の動きと似ていたから…らしいです。

ハイヒールとパンプスの違いは何?

ハイヒールとパンプスの違い

先ほどの歴史のお話の中で、ハイヒールパンプスのお話をしましたが、よく「ハイヒール」と「パンプス」を同じ物として捉えてしまっている方がいます。

実はこれって間違いなんです。

ハイヒールはパンプスの中のヒール分類の一つ。
一般的には7cm〜がハイヒール、4〜6cmのものをミドルヒール、3cm以下のものをローヒール…と言ったようにヒールの高さで名称を分類しています。
ヒールの高さ分類は、ブーツにも、サンダルにも存在するので、パンプス=ハイヒールではないんです!

ローファーはパンプスの仲間じゃないの?

ローファーとパンプス

よくローファーもパンプスの仲間だと思っている方もいますが、厳密に言うとこれも間違い。
ローファーとは、靴紐が無く、甲を深く覆ったタイプで足を滑らせるように入れて履く靴の事。

先に話したパンプスの定義は「足の甲の部分が広く開いているもの」の事を言うので、正反対ですよね。
検索の時にローファーを探したい時、男性物と区別できるようにローファーの中でもヒールがあるものを「ヒールローファー」や「ローファーパンプス」と言う事も多いです。

いつも検索が思い通りにいかない!って方はこちらを入れてみると良いかも。
ちなみにローファーの名称はさっと足を滑らせて簡単に脱ぎ履きができることから、怠け者を意味する単語”loafer”が由来とされているそうです。

面白いですよね!

では…スリッポンは何者?

スリッポンとは

ローファーとは、靴紐が無く、甲を深く覆ったタイプで足を滑らせるように入れて履く婦人靴の事。…と、先ほどお伝えしたかと思いますが、じゃあスリッポンも同じでは…?と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実はスリッポンとはアイテムの名前ではなく、履き方の総称のこと。

ですので、ローファーもスリッポンの一種と言えるのです。モカシンも、スリッポンに含まれます。
検索でスニーカーのみを探したい方は「スリッポンスニーカー」と入れてみると良いかも。

4大頭形状をマスターしよう!

パンプスのルーツや他との違いがわかったところで、

小さいサイズの専門ブランド、フォアモスマルコのこだわりを交えながら、パンプスによく使用される頭の形の4大形状をご紹介したいと思います。
この4大頭形状の選び方によってガラッとコーデの雰囲気が変わりますし、コーデの幅も広がります!

 

知るだけでパンプス通になれること間違いなし?!です♪

ラウンドトゥは丸い頭

ラウンド

ラウンド=丸 の言葉通り、つま先の形が丸くなっているのがラウンドトゥです。
全体的に可愛らしい印象を与えるのと、つま先が詰まらないので楽に履きやすいのが特徴。
フェミニンというよりは、更に甘めなガーリーなお洋服に合わせる方が多いです。
愛らしく、女の子っぽい装いにおすすめ。

フォアモスマルコのお靴は小さいサイズの足の方が大人っぽく履けるよう、がっつりラウンド!と言う商品は今のところ登場しておりません。
ラウンドでも少し頭先を長くしたり、華奢に見せたり…と言った工夫を盛り込んでいます。

アーモンドトゥはその名の通りアーモンド形状

アーモンドトゥ説明

ラウンドよりも頭先が細長く、つま先がナッツの「アーモンド」に似ているのがこちらの形。
ラウンドトゥよりも少し大人な印象を与えるので、フェミニン感が強く、OLさんが選ぶことも多い形です。

マルコのラウンドはこちらのアーモンド寄りで作ることが多いです。
日本人の足に一番多い足型タイプの「エジプト型」にもマッチするので、日本人好みの頭形状とも言えます。

ポインテッドトゥはとんがり頭

ポインテッド

つま先が尖っているのが特徴のポインテッドトゥ。
エッジが効いたデザインの物も多く、大人っぽく、カッコ良い印象を与えます。

昔から女性の憧れの象徴でもある形状なので、パンプスと言えばポインテッドトゥを思い浮かべる方が多いかもしれませんね。
ハイブランドでも多く登場します。

スクエアトゥは四角い頭

スクエア

最近トレンドとして多く出回っているのがスクエアトゥ。その名の通りつま先が四角く見えるのが特徴です。
デザインによってスクエアの幅は様々ですが、指がゆったり目に入るので楽に履けると言う方が多いようです。

足型タイプ「スクエア型」の人が一番楽に履ける形状ではありますが、多くの足型の方に合いやすい形状でもあります。

ちなみにフォアモスマルコではスクエアのニュアンスをちりばめた頭形状のお靴を多数展開しています。
小さいサイズのスクエアトゥは可愛さが売りの子供靴にはまず無いですし、トレンド感度の高い靴を展開する上で必要不可欠。
ご要望が多く、非常に人気も高いです♪

パンプスとは?の定義、なんとなくお分かりいただけたでしょうか?

プラットフォームポインテッド

パンプスとは、を一言でいうのは簡単ですが、その背景には様々な歴史が絡み、細分化されているので、知れば知るほど面白く、好きになれるのでは無いでしょうか?

ちょっとでもこうした細かい知識が頭にあると、検索の時にも探しやすく、よりイメージするコーディネートにふさわしい靴を探すことができますよね!

今回は少し長めに書いてしまいましたが、ここまで読み終わった方はもう「パンプス通」と言っても過言では無いかもしれません。
よりパンプスコーデを楽しめること間違いなしなので、是非、いろんなパンプスを履いてファッションを楽しんでみてくださいね♪

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