捨て寸を考慮して選ぶ

捨て寸は、つま先と靴の間にできる空間です。歩くときには、靴の中で足が前後に動きますが、捨て寸がないと足を動かせる空間がなくなり、歩きにくさや窮屈さを感じてしまいます。また、靴擦れや痛みの原因になりかねません。
捨て寸が足りているかの判断基準は以下の2つです。

• 靴の中で足指を動かせるスペースがあるか
• 歩いているときに指先が捨て寸に入り込まないか（指先が靴に当たらないか）

捨て寸の理想は、1.0～1.5cm程度といわれています。ただし、つま先が尖ったデザインのブーツでは捨て寸が長くなりますので、実際に履いてみて窮屈な感覚がないか確認すると安心です。

スニーカーと同じサイズを無条件に選ばない

サイズ表記が同じでも、一般的にはブーツのほうがスニーカーより大きめに作られています。スニーカーと同じサイズを選ぶと大きすぎるケースがありますので、注意が必要です。
スニーカーとブーツでは、サイズが違う可能性が高い点を意識して選んでください。

素材や種類によってサイズ感が違う

一口にブーツといっても種類や素材は様々です。同じサイズ表記でも、種類や素材によってサイズ感が異なります。

厳密にいうと、ブーツならすべて同じサイズでよいとは限りません。初めて購入する種類や素材のブーツを選ぶ場合は、試し履きをしてサイズ感を確認することが大切です。

なお、スエード素材の柔らかいブーツは足首を固定できませんので関節が不安定になり、足腰に負担がかかりやすいです。そのため、膝や腰が弱い人が長時間履き続けるのはリスクが高いかもしれません。ブーツのサイズだけでなく、素材が原因で体に負担がかかることがある点にも注意が必要です。

買う前に試し履きをする

ブーツは、見た目や文字情報だけでは実際のサイズ感を判断するのが難しいかもしれません。そこで、買う前に試し履きができると理想的です。
ブーツの試し履きで押さえたいポイントは、以下の5点です。

• 座った状態ではなく立った状態で試し履きをする
• かかとを合わせて、サイズ感やつま先部分の空間をしっかりと確認する
• 縦だけでなく横幅に余裕があるか（指の骨が圧迫されないか）も確認する
• 履き口にゆとりがあるか確認する
• ブーツをよく履く時間帯または足がむくみやすい夕方に試し履きをする

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